限界 食べる

「もうお腹パンパン! 一口も食べれない!」

こんなシチュエーション、皆さんも何度か体験した事があると思います。

でも、それは本当に限界でしたか?

口を開けばリバースの可能性を強く感じて、黙するしか無かった事、ありますか?

ジョジョ立ち

私はあります。

 まぁ、バーーンと自慢する話しじゃありませんが(笑)

 

今日はダイエットの話じゃないですよ。 
対極の、限界まで食べた話です。

こんなに毎日強く、
「ああ、好きな物を好きなだけ食べたい!」と、アラジンに土下座する勢いで
願い続ける私ですが、時には潔くバイキングにも行ったりします。

 特に若い頃は、まだまだ代謝も良く、数日で帳尻合わせが出来てたので、
仲良しのNちゃんとよくバイキングを荒らしたものです。

遡ること10数年前。

確かあれは10数年前、私はデパートの催事で関東の人気中華料理店の
皿洗いのバイトをしてました。
その仕事は激務中の激務で、どう考えても3人じゃ洗いきれない量の皿を、
死に物狂いで洗い続けました。洗う

中華の食器は重く、せいろにこびりついたシュウマイの皮もなかなか取れず、
一日で腕が腱鞘炎になりました。

あまりの過重労働に、「このままじゃ死ぬ…これは痩せるに決まってる…」と思ったのに、
髪を振り乱して食器を洗い続けるバイトの私達に同情したお店の方々が、
やたら豪華なまかない料理をご馳走してくれ、死ぬほど働いて疲労は限界超えにも関わらず、

まさかの体重増というパラドックス。

四日目に、デパート側から異例の時給50円アップが言い渡され、バイトも2名増員されました。
よくよく事情を聞くと、斜陽のデパートが人件費をケチって、例年5名のところを3名しか雇わなかったようです。

今死んどくか?

 

どうりでヤバい仕事だったよ…。

 

あまりの過酷労働だったので、人の顔と名前はかなり性格に記憶する性質の私が、
この時一緒に戦い抜いた二人のバイト仲間の事を一切覚えてません(笑)

そんなこんなで、死ぬ気で乗り切った一週間ですっかりお店の若手料理人・Hさんと
仲良くなった私は、メールアドレスを交換して、たまに連絡を取ったりしていました。

 

そして一年後…再会の時

一年後、そのお店がまた催事で来る事になり、「良かったら顔出して」と、
Hさんから声をかけてもらいました。

ちょうとその期間の休みは、Nちゃんとバイキングに行く約束をしてたので、
バイキングに行った後、ちょっと顔を出す事にしました。

その日のバイキングは初めてのお店で、私達はワクワク。
こじんまりとしたお洒落で可愛いお店で、美味しいメニューが揃ってました。

Nちゃんは洋食とスイーツが大好き。 私はオールマイティー。
食べ~る食べる~よ二人~は食べる~ (中島みゆきの『時代』のメロディーで)

私達は常に、元を取り、上乗せする事を目標にしてましたので、
かなりガツガツいってたと思います。
でも、その日は私達にしては少々お上品に、腹9分目で止めました。(上品?)
Hさんのお店で美味しいと評判の杏仁豆腐くらいは食べる隙間を残さねば、の
気持ちがあったからです。

さーて、じゃ、腹ごなしに歩いてHさんのお店に顔出しに行こうか、と向かいました。
時間は昼のピークを越えた、二時過ぎだったと思います。

1年ぶりのHさんは、非常に懐かしがってくださって、
「ほら、座りなよ!食べて行きな!」

「いや、Hさん、食べてきたから、杏仁豆腐ご馳走になるね!」と、
手土産を渡しながらオーダーを告げると、 「はいはーい」と軽い返事。

数分後…

若い店員さんが重そうなトレーを運んできます。

「これ、Hさんからです。」聘珍樓

チンゲンサイ入り醤油ラーメン(大盛り)、餃子、杏仁豆腐。

やはり…おそれていた事態が。 遠慮だと思われた…

 

無言になるNちゃんと私。 目が合う。

マヤショック!(い、いける?) 

 

亜弓ショック(無理。絶対無理。)

 

しかし、義理と人情の女Nちゃん。  そして変な根性だけはハイレベな私。

 

(いくしかない。 死ぬかもしれんが、食うしか無い。)

無言のまま二人の決意が固まり、必死で食べ続ける私達。

「どうだい?」 にこやかにHさん登場。

「Hさん、気を使わせちゃってごめんね。すごく美味しいよ!ありがとう!」

横で心なしか引きつり気味の笑顔で一緒にお礼を言うNちゃん。
ああ、顔色が悪い。 ごめん、私が誘ったばっかりに。

「ゆっくりしてって!」と、爽やかに厨房に去るHさん。

もうすでにお腹は限界。 
今ならわかる。 ストローで空気を注入されたカエルの悶絶。

マヤショック!(どう?大丈夫?)

 

亜弓ショック(もう限界… 少し麺残っても大丈夫かな)

 

マヤショック!(大丈夫、5分の4は越えてる!)

 

亜弓ショック(許して…もう1本も入らない…)

 

礼節を重んじる私達は、ご馳走していただくのに残すのは言語道断、
無礼千万だと骨の髄まで理解しております。

でも、でも、   無理だった…。

「ご馳走様でした!すごく美味しかった。 本当にありがとう!」 
笑顔でお礼を述べながらも、背筋を伸ばす事がエビよりも困難。

「これ持って行きな!」 どこまでもいい人のHさん。 
お店の、有名な肉まんとあんまんをお土産にくれました。

限界値287%までいってる私達には、その肉まんが5キロの鉄アレイより重かった…。

Hさんのお店から見えないところまで、必死に移動した私達は、
死角に入った瞬間、壁にもたれかかってシャツの下のベルトのバックルを外しました。

一度外したデニムのボタン、止める自信がありません。

アラサーにもなって、デパートの中心でファスナー半開を甘受するとは…。不覚。
でも、その時の私達は、羞恥より解放が重要でした。

Nちゃんの口から小さく漏れた言葉。  「死ぬ…」

Nちゃんは本来、スイーツは底無しですが、炭水化物は小食なんです。
それなのに、それなのに…  嗚呼、付きあわせてごめん(泣)

面白すぎるNちゃん。 オモロトーク大好きで、エンドレスで喋り笑い続けられる私達。
なのに、二人でいたのにあんなに言葉を発さなかったのは、長い付き合いで最初で最後。

 自分を乗り越える

でも、私達、あの日、確実に二人で何かを乗り越えました。

何かは知らんけど(笑)

 

あれから10数年。 今でも「地獄」といえば、必ず上がるこの時の限界超え満腹話。

「もう食べれん!」 「見るのも嫌だわー」

こんな言葉を発する余裕があるうちは限界じゃありませんよ。 ふふふ…。

ダイエットブログなのに、爆食話ですみませんでした(笑)

 

本記事を読んで、少しでも「よい」とか「頑張れ!」と思っていただけましたら、
下の「はてブ」「twitter」「facebook」「Google+」のボタンを押していただけますと
今後の励みになります! (●´ω`●) 

読んでくれてありがとうございます!ブログランキング応援も励みにしてます☆( ´∀`)

↓↓                   ↓↓

にほんブログ村          J-ranking

コメントを残す




CAPTCHA